ヨガを極める⑱

ハタヨガにおけるプラーナの重要性

ハタヨガでは、深い眠りの状態で心が失われているときでもプラーナは存在するので、プラーナは心よりも上位に考えます。したがって、プラーナは心よりもより重要な役割を果たします。

もしプラーナを制御できれば心を制御することができます。心を通して働いているプラーナの小さな波が制御されたなら、宇宙のプラーナを従属させる秘密が知られるでしょう。

この秘密の知識の専門家であるヨギーは、宇宙における力のすべての現れをマスターしているので、いかなる力をも恐れません。

個性のパワーとして知られているものは、プラーナの力を用いる個人の自然な能力と同じです。ある人は他の人よりも、より強力で、より影響力があり、より魅力的です。それらはすべて、ヨギーが意思の力によって使う、このプラーナを通してです。

ヨガにおける身体と心の障害

ヨガの基本的な哲学は、身体は生命の力と心の力として知られている2つの力の構成物だと述べています。

これら2つの力はいつもお互いに戦っています。生命の力と心の力の間に調和はありません。したがって、心の力が乱されているか、生命の力が乱されているのかのどちらかです。普通に生活しているだけでは、誰もがこの2つの力がアンバランスな状態にあります。結果として、身体そして心における不調が現われます。

もしこれら2つの力に調和が生み出されたなら集中が自動的に達成されます。そして、あなたが最初に訓練すべきヨガがハタヨガです。

これら2つの流れは、脊柱の枠組みの中に存在する肉体的、生理学的、物質的な力です。この力は身体全体に何千もの通路によって分配されます。ハタヨガの目的はこれらの通路を浄化し、そしてこの力の働きをお互いに完全に調和させることです。心の力とプラーナの力の不調は精神、身体、もしくは精神身体的な病気をもたらします。

もしナディーが自由に流れていなければ、それは心と身体の弱さを意味します。私たちは、余計なそして無用な考えのため、通常ナディーを弱く、不純にし、そして身体の様々な器官へプラーナと心の力を効率的に導くことができません。したがって、ハタヨガの重要な役割はナディーの浄化です。

脊柱のこれら2つの力は身体と心の活動に責任を持ちます。私たちは感じ、触れ、味わいます。私たちは身体を動かし、消化し、くしゃみをし、咳をし、瞬きをします。これらすべての活動と感覚は2つの力によって制御されています。

ヨガのすべてのシステムはこれら2つの力と結びついています。ヨガは結合を意味します。したがって、2つの力が調和した状態で一緒になった時、それがヨガです。

ヨガにおける心の浄化

心を浄化するためには、身体が全体として完全な浄化のプロセスへと進まなければなりません。ハタヨガはまた浄化の科学として知られています。6つのタイプの浄化法があります。

浣腸は浄化の1つのタイプで、shankhaprakshalanaはもう1つの方法です。神経系全体の浄化はハタヨガのもう1つの部分です。肉体的な身体の浄化と同様に、ナディーが浄化されなければなりません。

身体がきれいになったとき、ナディが機能し、エネルギーの障害が取り除かれます。この時、エネルギーは身体の構造に沿って動き、脳へとつながります。

したがって、ハタヨガはタントラ、クンダリーニヨガ、そしてクリヤーヨガの訓練の準備だと考えられます。聖者がハタヨガの科学を発見したとき、ヨガセラピーについて思い浮かびませんでした。ヨガは多くの困難な、不治の病の治療に効果的ですが、ヨガのセラピー的な効果はどちらかと言えば偶然の副産物です。