ヨガセラピスト養成資格

ヨガプロフェッショナル協会ヨガセラピスト

Yoga Professional Assosiation Therapist

 

ヨガセラピストになるためには、ヨガプロフェッショナル養成YTT350およびヨガ二ドラー指導者養成講座を修了します。

そうすることで、ヨガプロフェッショナル協会認定RYPヨガセラピストの資格を取得するとともに、ヨガインストラクター以上に幅広い分野で活動が可能となります。

 


ヨガセラピーとは?

ヨガセラピーとは何でしょうか。ヨガセラピストの国際機関によると以下のように定義されています。

「ヨガセラピーは、ヨガの指導や訓練を通して、健康や幸福を促進するために個人に力を与えるプロセスです。」

分かりやすく言えば、ヨガセラピーとはヨガを通して人々に健康や幸福を与えるものであると言うことです。

ここではヨガとヨガセラピーの違いが述べられていません。

一般的なヨガでも健康や幸福を与えることが可能なので、ヨガセラピーもヨガも変わらないということでしょうか。健康を増進したり、幸せを感じるという点では、一般的なヨガもヨガセラピーも同じなのでしょうか。

 


ヨガとヨガセラピーの違い

「一般的なヨガとヨガセラピーでは何が違うのでしょうか?」

様々な考え方がありますが、ヨガプロフェッショナル協会では以下のように考えます。

一般的なヨガが身体の健康といった表面的な部分を重視するのと比べ、ヨガセラピーは私たちの内側の世界を重視する点が大きな違いです。

これは非常に重要です。

なぜなら私たちの身体や心における問題の根本は表面的な部分ではなく、内面にあるからです。さらに言えば、それは私たちの潜在レベルにあるということができます。

したがって、一般的な、アーサナ(ポーズ)中心のヨガでは、身体を動かすことによる爽快感や気持ちよさは感じることができでしょう。しかし、それは一時的、表面的なものです。アーサナ中心のヨガ(表面的)では、私たちが抱える問題(心と身体)を解決することが難しいです。

ヨガセラピーでは、アーサナも利用することがありますが、それはあくまでも準備としてです。一般的なヨガではアーサナがメインになります。そしてヨガセラピーでのメインは、私たちの潜在レベルへアプローチする技術(ヨガ二ドラーなど)になります。

私たちが抱える様々な問題を、意識しているしていないに関わらず、解決するためには、潜在レベルへのアプローチが欠かせません。ヨガセラピーはヨガの様々な技術を使い、身体や心に関する多くの問題を根本部分から解決していきます。

 

潜在レベルへのアプローチ

本来、ヨガとは心を中心としたものであり、私たちの潜在レベルへアプローチすることは、ヨガの得意分野です。

しかし、現在広く行われているヨガは本来のヨガとは違ったものになっています。

本当の意味で言えば、ヨガもヨガセラピーも同じだと考えることができます。しかし、現代のヨガが、アーサナ(ポーズ)中心で、本来の、心へアプローチするヨガとは違ったものになっているため、ヨガセラピーと言う言葉は重要になります。

本来のヨガをマスターしている人は、ヨガを教えるだけでなく、ヨガセラピーを行うことも可能です。

実際、ヨガの重要な技術である瞑想は、私たちの潜在レベルへアプローチするものです。そしてヨガセラピーにおいても、様々な瞑想(メディテーション)に関連する技術が使われます。

一般的な、表面的なアーサナ(ポーズ)中心のヨガでは難しいですが、本来のヨガ、心を中心としたヨガ、もしくはヨガセラピーにより、私たちの潜在レベルへアプローチすることができます。

本来のヨガ、心を中心としたヨガ、もしくはヨガセラピーにより、人々の健康と幸せに貢献することができます。

 


ヨガセラピーの起源

Yoga Therapy(ヨガセラピー)という言葉は、1920年にSwami Kuvalyanandaによって作られたようです。彼はヨガの訓練を通して起こる肉体的そして生理的な変化は測定可能だと考えました。そしてヨガの特別な効果を医療へと適用できるとしました。

ヨガセラピーのこうした始まりを考えると、ヨガセラピーは医療の補助として生まれたと考えることができます。日本ではそれほど広がっていないかもしれませんが、海外では多くの医師がヨガセラピーの効果を支持しているようです。

ヨガセラピーは医療の分野、病気の治療の補助、病気の予防などで大きな役割を果たすことができるかもしれません。

 


ヨガプロフェッショナル協会のヨガセラピー

ヨガプロフェッショナル協会(Yoga Professional Association)では、ヨガセラピーを以下のように定義します。

ヨガセラピーとは、ヨガの様々な技術を使い、人々に癒しを与え、個人の健康と幸せに貢献するものである。」

さらに、ヨガセラピストとは以下のように定義します。

ヨガセラピストとは、ヨガの様々な技術を使い、人間の潜在レベルへアプローチし、個人の問題(心と身体)を解決するプロフェッショナル(専門家)である。

以上のように、ヨガプロ協会では、ヨガセラピーにおいて”癒し(いやし)”を重視します。

ここで言う癒しとは、身体、精神、感情など私たち人間の存在全体を意味します。そしてこの癒しにより個人の健康と幸せを達成します。

そしてこの癒しを与えるのがヨガセラピストになります。

「どのように癒しを与えることができるでしょうか?」

それには私たち存在のより微細なレベル、表面的な、目に見える部分だけでなく、潜在レベルへのアプローチが必要となります。

ヨガには、一般的に広く行われているアーサナ(ポーズ)だけでなく様々な技術があります。潜在レベルへのアプローチには、特に瞑想関連の技術やプラーナーヤーマが重要になります。

ヨガセラピストは、アーサナだけでなく、瞑想やプラーナーヤーマの技術を使い、潜在レベルへアプローチし、人々に癒しを与えていきます。

 


ヨガセラピストになるためには

ヨガセラピストになるためには、ヨガプロフェッショナル協会RYPヨガセラピスト資格認定を取得することをおすすめします。

ヨガセラピスト資格認定取得には、以下の2つの講座を修了します。

 

①ヨガ二ドラー指導者養成講座

ヨガ二ドラー指導者養成講座は2つに分かれています。ヨガセラピストの資格取得のためには、ヨガ二ドラー指導者養成基礎講座(Yoga Nidra Basic Program)とヨガ二ドラー指導者養成実践講座(Yoga Nidra Practice Program)を修了します。

これら2つの講座を受講することで、潜在意識へアプローチするヨガンドラーの理論を学び、ヨガクラスの中でヨガ二ドラーの指導ができます。

②ヨガインストラクター養成YTT350

ヨガセラピストの資格取得のためにはヨガインストラクター養成講座のYTT350を修了します。

ヨガインストラクター養成YTT350を受講するためには、まずはヨガインストラクター養成YTT100を受講し、そしてYTT200を修了します。

 

ヨガセラピストの資格を取得することで、一般的なヨガインストラクターより幅広い分野で活動が可能となります。

・健康維持や促進

・病気の治療補助や病気の予防

・アンチエイジングや若返り

・自己実現や社会的な成功

・メンタルコーチングやカウンセリングなど

  ”ヨガセラピストとして、人々に癒しを与える存在になります”

ヨガセラピストとヨガインストラクターの活動

ヨガセラピストは、ヨガの様々な技術(ヨガセラピー)を使い、人々に癒しを与えるプロフェッショナルです。

一般的なヨガインストラクターがアーサナ(ポーズ)を中心に、ヨガレッスンを行うのに対し、ヨガセラピストはプラナーヤーマや瞑想の技術を中心にヨガセラピーを行います。

さらに、一般的なヨガインストラクターは比較的たくさんの生徒を集め、まとめてクラスを行います。それに比べて、ヨガセラピストは個別(マンツーマン)もしくは2,3人でヨガセラピーを行います。

この違いの理由は、何を目的としているかです。

 

一般的なヨガインストラクターは、表面的な部分(身体)を重視します。一方、ヨガセラピストは私たち存在のより微細な部分、潜在部分を重視します。

したがって、一般的なヨガインストラクターは生徒の健康やストレス解消を目的としています。それに対して、ヨガセラピストは、問題解決を目的としています。健康やストレス解消も一種の問題解決ですが、実際には表面的なアプローチだけでは、それは一時的なもので、問題解決にはなりません。

一般的なヨガインストラクターのレッスン(表面的)を何度受けても健康になるのは難しいでしょう。なぜなら私たちの身体と心の問題の根本は潜在レベルにあるからです。

 

表面部分へのアプローチであれば、目に見えることもあり、比較的人数が多くても問題ありません。しかし、私たちの微細な、潜在レベルへアプローチしていくには、個別での対応が必要となります。

結果として、一般的なヨガインストラクターのクラスは比較的人数が多くなります。一方で、ヨガセラピストは個別で行います。

ヨガインストラクターが行うのはレッスンで、ヨガセラピストが行うのは、レッスンというより、カウンセリングもしくはコーチングやコンサルティングと言った方がよいでしょう。

そして、ヨガインストラクターは生徒にヨガを指導するといった形になりますが、ヨガセラピストはクライアント(お客様)にセラピーを提供する形になります。

したがって、一般的なヨガインストラクターとヨガセラピストでは、最初の段階からのアプローチも大きく違います。

 

ヨガセラピストのアプローチ

 ヨガセラピストはクライアント(お客様)に対して個別で対応します。

最初は、ヨガセラピーを行うことはなく、カウンセリングが行われるでしょう。

カウンセリングでは、最初にクライアントが抱える問題(身体や心)について話を聞くことから始まります。

次に、クライアントに対して「ヨガセラピーとはどういったものか」、「ヨガセラピーで具体的にはどういったことが行われるのか」、さらに「ヨガセラピーによって期待される結果はどのようなものか」が説明されます。

もしクライアントが興味を持っているなら、ヨガセラピーのスケジュールや費用などが提案されるでしょう。

そして、クライアントが納得すれば、次回以降からヨガセラピーが行われます。

  1. カウンセリング
  2. ヨガセラピーの説明
  3. ヨガセラピーの提案
  4. ヨガセラピーの開始
  5. ヨガセラピーの継続や変更

ヨガセラピーが開始された後は、必要に応じてカウンセリングが行われます。そこでは、ヨガセラピーによるクライアントの変化などを確認し、ヨガセラピーの内容を変えたり、また終了することもあるでしょう。

ヨガプロフェッショナル協会のヨガセラピストにご興味おありの方は、お気軽にお問い合わせください。