ヨガの起源
シバがヨガ科学の最初の提案者であると考えられます。そして彼はヨガの最初のグルと呼ばれています。
シバの最初の弟子は妻のParvatiでした。彼は彼女に、ヨガの秘密の訓練を教えていました。そこには誰もいませんでしたが大きな魚がいました。Parvatiはヨガに非常に興味を持っているその魚をみました。彼女はシバに魚を人間に変えるようにお願いしました。そしてその魚は人間に生まれ変わりました。
魚から生まれた男はMatsyendranathと呼ばれました。彼はハタヨガを広めた人としてヨガの歴史で有名になりました。Matsyendranathは瞑想の時に特別なアーサナをよく行っていました。それがMatsyendrasanaとして知られるようになりました。
ハタヨガの伝統的な教典
ハタヨガにはいくつかの信頼できる教典があります。
1つはGorakhnathによるGorakhsha Samhitaです。もう1つは偉大な聖者GherandaによるGherana Samhitaです。この2つ以外に、ハタヨガでよく知られているのがSwatmaramaのHatha Yoga Pradipikaです。4番目にはHatharatnavaliがあります。これらはすべて6世紀から17世紀に書かれたと考えられます。
ヨガアーサナの本来の目的
ヨガが最初に現れたとき、その目的は内的な潜在力を発見することでした。同時に、ヨガを開発した人たちは、成長は存在のすべての領域で行われると知りました。
ヨガの訓練を通して、私たちは身体だけでなく、プラーナ、そして心といったより微細なレベルでも成長していきます。これが一般的なエクササイズと違った本来のヨガの素晴らしい特徴です。そして、それによりヨガは単なる身体の訓練を越え、私たちが直面するあらゆる問題を解決する万能なツールとなります。
病気や肉体的な緊張を制御するために、身体は調和させなければなりません。身体の不調和を管理するためにアーサナが開発され、世界的に有名になりました。多くの人は、身体の軽さを経験したり、緊張や堅さから自由になるために、ストレッチやエアロビとしてそれらを行います。
しかしそれはストレッチやエアロビなどではありません。アーサナは身体の健康に素晴らしい効果を発揮しますが、ヨガにおける本来の役割は準備としての技術です。アーサナだけでなく、プラーナーヤーマ、そして瞑想など個人のレベルに合わせてヨガを統合的に行っていくことが望まれます。
身体の調和は脳の活動に影響を与え、心の態度を変えます。人格が調和する過程で、心もまた調整され、内的な強さを得ます。
アーサナの訓練により身体が調和してくると、それは脳に良い影響を与え、心の状態を変えます。結果として、人格が調和し精神的な強さを得ることができます。こうした状況が達成できれば、ヨガの上級レベルの訓練がスムーズに進んでいきます。
これがヨガの始まりです。
ヨガの進化の伝統
ヨガの起源は先史時代の霧のなかに隠されています。それは古代の賢者たちによって、インドだけでなく世界中で徐々に開発されました。しかし、それは地域の言語、社会の考え、そして文化的な影響に合うように変えられました。ヨガの本質は異なったシンボルや言語で覆われ、また説明されました。ある伝統で、ヨガは神からの贈り物だと信じられており、人間は神の性質を実現する機会があります。
ヨガの技術は師から弟子へと口頭で伝えられました。このようにして、ヨガの技術や目的の意味の明確な理解が行われます。師から弟子へと直接口頭で伝えることで、ヨガが正しく伝承されます。
伝統的な教典の作者たちは、誤解を避けるためにできるだけ簡潔に、彼らのヨガにおける考えを記録しました。彼らは、人々が言葉の意味を理解しようとして当惑しないように、最小限の言葉で彼らの考えを説明しました。これは準備できた人だけが理解できるように考慮されています。
これらの予防策にも関わらず多くの誤解が生まれています。それは個人的な経験をもたない学者に多く見られます。残念ながら人々はオリジナルのテキストに頼ることなく、ヨガの精神に触れることなく、評論家の話を聞きます。結果、混乱が起こり、ヨガという名前で風変わりな行動が行われています。例えば、火の上を歩いたり、片足で立ち続けるというような方法で、身体を痛めつけたりします。
インドで開発されたヨガは5000年以上利用されています。考古学の発掘で、ヨガの訓練をしている様々な像が見つかっています。それらはシバと彼の妻が瞑想の訓練で座っているところを示しています。
ヨガに関する最初の書物は古代ヴェーダです。それらは少なくとも4500年前に書かれたと考えられます。それらは特別なヨガの訓練を与えておらず象徴的な形でヨガをほのめかしています。
ヴェーダの賢者たちはプラーナと呼ばれる強力な生命の原理の存在をはっきりと認識していました。彼らはプラーナが呼吸と密接に関係していることを理解していました。ヴェーダではまたチャクラの存在を簡潔に述べています。物質的そして精神的な目的を達成するために用いる様々なマントラについても述べており、彼らは音の科学をはっきりと認識していました。
したがって、ヨガの概念はヴェーダの時代に知られていたと言うことができます。しかし、ヨガのシステムはヴェーダの時代の前もしくは間に、適切に形作られてはいなかったでしょう。ヨガの経験は知られていたがヨガの科学はまだ体系化されてはいませんでした。
BrahmanaとUpanishadの出現でヨガが形作られはじめ、ヨガをしっかりとした形にしたのはUpanishadです。サンスクリット語のUpanishadは、マスターの近くに座り、教えを受けること、また秘密の教えを意味すると解釈できます。
約200の異なったUpanishadがあると考えられます。最も古いものは紀元前約600年に、最も新しいものは15世紀後半に書かれたと信じられています。Upanishadの多くはプラーナとその意味について述べられています。
それらはプラーナが流れる精神的な通路について述べています。クンダリーニの概念がまた示されています。Yoga Chudamani Upanishadは、アーサナ、プラーナーヤーマ、そして自己実現などにわたるヨガの実践的な面を幅広くカバーしています。他のUpanishadもまたヨガの多くの実践的なそして理論的な原理の源です。
しかし、Upanishadはヨガの道の体系的な扱いや概要の部分が欠けています。それらは様々な種類の情報が混ざった難解な考えの寄せ集めです。それは教えることよりも鼓舞することを目的としているようです。Upanishadの時代では、教えはいつもグルによって個人的に与えられました。著者はこのことを知っており細かな技術は記録されませんでした。
同時に、スピリチュアルな、そしてヨガの文献が広まり、ヨガはその訓練者やグルたちによって洗練され開発されました。実際、最高の結果を達成しようとする彼らの努力における個人的な経験によってヨガは開発されていきました。
ヨガの教えは口頭で行われたので、その発展は偶然のものでした。異なった先生は異なった方法を教えます。したがって、ヨガが体系化される前は、ヨガは様々な関係のない技術の集まりでした。そして伝統的な教典の作者はすべての異なった考えを統合することによって、最も重要な目的を達成しようとしました。これらの作者の中で、最も成功したのが、キリストの誕生前の時代にヨガスートラと呼ばれる教典を書いたパタンジャリでした。これはラージャヨガにおける伝統的で権威のある書物です。
何年にも渡って、たくさんのハタヨガの教典が書かれました。最もよく知られているのが、HathaYogaPradipika、Shiva Samhita、そしてGheranda Samhitaです。これらの教典はアーサナ、プラーナーヤーマ、そして他のハタヨガの訓練を詳細に示しています。しかし、すべての教典がハタヨガの訓練は健康を目的にしたものでないことを強調しています。それらはより高い目的のための手段です。
ヨガの発展のために貢献した多くの賢者やヨギーがいます。ヨガに関する本は数千にもなります。しかし、ヨガは100%実践なので、ヨガを通した個人的な成長のために、それらの本を読む必要はありません。
古代から現代まで数えきれないほどのヨガに関する書物があります。しかしそれらを読み理解することより、まずは実践してみる、まずは経験してみる、それがヨガにおいて最も重要なことです。いくら知識をたくさん蓄えてもそれはヨガではありません。実践することでヨガを理解することができます。
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