ヨガを極める㊳

Sadhana(サダナ)の重要性

霊的な道でのサダナの役割

自分自身を最高の現実の中で、統合しようとする意識的な試みは、スピリチュアルサダナと呼ばれます。異なったプロセスが用いられるかもしれませんが、それらはすべて共通する目的を持ちます。もし、早く進化したいなら、サダナは正しいものでなければなりません。

独行の道を歩む人は、日々の訓練で自分自身のサダナを選ぶことができます。自己を放棄する道を歩む人は、グルから正しいサダナを獲得し、それを熱心に訓練します。

Shiva Samhitaでは、以下のように述べられています。

「自分自身を制御できる人は、信念を通して確実な成功を得る。したがって、信念を持って、注意深く、忍耐強くヨガを訓練すべきだ。」

 

Sadhana(サダナ)とは

サンスクリット語でsadhanaは、訓練することを意味します。したがって、訓練者はsadhaka(サダカ)として知られています。

彼が訓練することが、sadhanaとして知られています。訓練の目的は、sadhyaとして知られており、サダナが熟達したとき、達成される結果が、siddhiとして知られています。

しばしばsiddhiという言葉は、霊的な達成を意味すると解釈されます。しかし、ラージャヨガによると、それは心の完成を意味し、そしてサダナは未熟な心を訓練し完全なものにすることを意味します。

サダナの訓練

知識は、自分自身で保持すべきものです。サダカがサダナの期間に獲得したものは、すべて個人的なことです。

ハタヨガプラディピカでは、以下のように書かれています。

「ハタヨガは完成の獲得を望むヨギーにとって偉大な秘密です。実際、それは有益で、秘密にしなければなりません。それが明らかにされると力を失います。」

私たちが日々どのような訓練を行っているかは秘密にしておかなければなりません。

<Point1>
ヨガの訓練を通して得られた成果や効果は、決して口外すべきではありません。また自分がどのような訓練を行っているかを、他人に言うべきではありません。最終的な目標に到達するまで、誰にも言うことなく、日々ヨガの訓練を行っていきます。
自分が行っていることを他人に話すことは、百害あって一利なしです。

サダナへの様々なアプローチ

ヨガが、ある数の支分を持たなければならないという決まりはありません。Gheranda Samhitaで教えられているヨガは7支分です。Ashtanga yogaは8支分です。

Hatharatnavaliでは、ヨガの4支分が与えられています。Hatha Yoga Pradipikaでは、4つの章があります。Goraksha Ashtakamでは、ヨガの6支分が述べられています。

時代や社会の要求によって、ヨガの様々な伝統が流行します。古代において、ヨガの訓練は聖人や聖者だけのものでした。そのような状態で、ヨガの準備的なヤマやニヤマは必要とされませんでした。したがって、ヤマとニヤマは、テキストの多くに含まれませんでした。しかし、後に、聖者たちが、普通の人たちがヨガに興味を示し始めたので、ヤマとニヤマを加えました。

様々な数の支分がありますが、ヤマとニヤマがあるかないかは1つの大きな違いです。

<Point1>
ラージャヨガでは、最初にヤマとニヤマがあります。しかし、ハタヨガでは、ヤマとニヤマはありません。様々なヨガの道で、そのシステムが少しづつ違っています。自分の性質に合ったヨガの道を選び、実践していくことが肝要です。

外部のヨガサダナ

外部のヨガは、人生を経験するための乗り物である身体を浄化する訓練に関係しています。身体は、個人が義務を実行することができる乗り物です。身体は、最適な健康状態に維持しなければなりません。

最適な健康とは、身体は病気から自由になることはできないので、病気のない身体を意味しません。予言者たちは覚り、そして誕生、病気、老い、そして死という変容があると述べました。これは変わることない自然の法則です。

最適な健康は、身体の状態がどのようなものであっても、プラーナの調和を維持します。プラーナのバランスの維持は、ヨガの管理原則の基礎になります。

身体の調和が変化するとき、問題が起こります。したがって、外部のヨガは調和を維持し、不調和を生み出す状況を避けることによって、身体の最適な健康を達成しようとします。

この考えを実行するために、ヨギーは、触れることができるもの、見ることができるものと働き始めます。身体の不調和を、どのように扱うことができるか。蓄積した毒素を、どのように排除できるか。プラーナのつまりを、どのように取り除くことができるか。アーサナ、プラーナーヤーマ、ムドラー、バンダ、そしてシャットカルマがこのサダナを形作ります。

私たちの身体は、日々間違って使われています。この間違った使われ方にも関わらず、身体は上手く働きます。したがって、想像してください。それが適切に扱われたとき、どのようにそれが良く働いてくれるでしょう。

<Point1>
私たちの身体は、日々間違って使われているにも関わらず、よく働いてくれます。したがって、もしそれが適切に使われたなら、今まで以上に良く働き、完全な健康を手にすることができるでしょう。そのために、ヨガではシャットカルマやアーサナを実践します。

 

生理的な調和を開発し、不調和を取り除くために、ハタヨガのプロセスが説明されました。ハタヨガはヨガの玄関です。それは、私たちに自分自身を受け入れさせ、この肉体的な自己から私たちの性質の微細な領域へと移らせてくれます。

外部のヨガは、外的な身体の訓練、サダナです。ハタヨガは、外部のヨガの入り口です。アーサナ、プラーナーヤーマ、ムドラー、そしてバンダは、身体のシステムを改善する技術です。定期的に実践する人は、例え老齢でも、若々しい身体を持ちます。

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