ヨガを極める⑲

精神的な向上

プラーナはピンガラーナディによって、そして心はイダーナディーによって象徴されます。

プラーナを制御する道は精神的な向上への科学的なアプローチです。多くのヨガインストラクターはハタヨガは肉体的なエクササイズで、それは精神的なものではないと感じています。しかしそれは間違いです。ハタヨガは肉体的なアプローチも行いますが、心、精神的な部分の重要性を理解しています。

ハタヨガでは心へのアプローチは身体(肉体)からという基本的な考えがあります。そして、より微細で、より心に近いプラーナを扱っていきます。ハタヨガのプロセスは、身体からそしてプラーナへと進んでいきます。

ハタヨガは科学的なプロセスです。もしプラーナを制御したいなら、ハタヨガにおける身体の訓練はプラーナーヤーマへの準備として必要です。プラーナーヤーマ、ムドラー、そしてバンダはプラーナを探求し、そして心を完全な消失の状態にする直接的な方法です。プラーナが目覚めると、個人の意識は完全に無くなります。

プラニックボディへの影響

Hatha Yoga Pradipikaは72,000のナディーについて述べています。これは身体には72,000の通路が存在することを意味します。そのシステムは電気回路のようなものです。ある人が膝に痛みを感じるなら、電気回路のある部分がショートしているのと同じように、どこかのナディーが機能していないかもしれません。

これはヨガがなぜ解剖学や生理学の言葉だけで説明されないかの理由です。解剖学や生理学を軽視すべきではありません、しかしヨガの説明はより完全でより科学的でなければなりません。ヨガでは身体だけでなく、プラーナ、そして心といった面で私たちの存在をとらえます。身体ことだけを考えていては多くの問題が解決できません。

身体は単に肉、骨、そして髄質だけでしょうか。身体は骨や髄質です。それは肉、血液、粘液、そして神経です。しかし肉体的な構造の中に力があります。ハタヨガはその力に関係しています。その力はヨガのアーサナによって扱われます。エネルギーの障害はアーサナによって取り除くことができます。

全体的なヨガ

チャクラへの意識のないヨガの訓練は、単なる身体のエクササイズです。ヨガのクラスでは、身体を動かすだけでなく、意識を動かす、意識を使うことが大切です。もしそれがなければ、一般的なエクササイズと変わらず、それはヨガではありません。結果として、私たちを根本的な部分から変えてくれるヨガの素晴らしい効果を得ることができません。

ヨガという言葉が使われるとき、個人の性質の全体的な知覚が開発されなければなりません。この全体的な知覚において、身体だけでなく、身体のエネルギーと器官、そして私たちの中に存在する微細なエネルギーとの相互作用を考えなければなりません。これはヨガにおいて最大の効果をもたらすために育む必要がある考えです。

全体的なプロセスは心と身体の統合、プラーナと心、そして身体の統合です。病気や不調の管理、そして健康や幸福の達成は1つの面です。本質は私たちのシステムにおけるエネルギーの異なった働きを明らかにすることです。そしてプラーナの力を精神的な目的の達成のために適用することです。

プラーナの保存と再生

プラーナのレベルにおいて調和の状態を維持するのは困難です。もしプラーナのレベルを維持できたなら、どんなに身体が疲れていても、その人は消耗のために倒れることはありません。疲れは感じますが、回復がとても速いでしょう。

プラーナは身体における様々な酸、ホルモン、そして毒素と戦います。アドレナリンの持続的な流れと同様に、疲れるときの筋肉の中の乳酸の蓄積がプラーナを通して正され、制御されます。

朝起きた時から夜寝る時まで、身体と心、そしてプラーナのレベルは上がったり下がったりします。もしそのレベルを高めることができれば、疲れ、だるさ、怠惰などを克服することができるでしょう。

プラーナーヤーマの訓練をしたり一連のヨガのポーズを行ったりしたとき、エネルギーの解放や身体の様々な部分での緊張の緩和の他に、チャクラとして知られる中心が影響されます。チャクラはエネルギー、活力、もしくはプラーナの中心です。訓練はチャクラを調和しプラーナを解放します。プラーナの解放は個性全体、身体、脳、そして心における完全なバランスの形で経験されます。そして、アーサナやプラーナーヤーマの訓練は身体の構造の再構成と再調整を助けます。