プラーナをマスターする①(プラーナとプラーナーヤーマ概要)

概要 

プラーナーヤーマの伝統的なヨガの訓練は、4千年以上前からインドで知られていました。 

ブッダの前の時代に書かれた多くのウパニシャッドはプラーナーヤーマの技術について言及しています。 

しかし、訓練の詳細な記述が見られるのは、6から15世紀の間に書かれたHatha Yoga Pradipika、Gheranda Samhita、 そしてHatharatnavaliのようなハタヨガのテキストにおいてです。 

仏教の出現で、ヴェーダの文化が衰え、ヨガの訓練が失われ、もしくは間違って使われました。 

したがって、テキストの著者たちは訓練の純度と確実性を保持しようとしました。 

この数十年で、アーサナやプラーナーヤーマは一般的になりましたが、訓練の本質や深遠さは、 ほとんどの訓練者にとって未開のままです。

Prana(プラーナ)

プラーナは身体だけでなく、すべてのレベルでの創造を維持する生命力です。 

あらゆるヨガの科学はこの生命力を目覚めさせ、増強することを目的としています。 

サンスクリット語のpranaは、praとnaの2つ音節からなり、そして不変、一定の動きにおける力を意味します。 

プラーナは、すべての行動、すべての考えを引き起こすエネルギーとして、感覚のある生物に存在します。 

プラーナはまた生命のない世界にも存在し、動き、成長、そして崩壊の原因となります。 

プラーナは実際に創造の基礎です。 個人の存在において、プラーナは存在全体に広がっています。 

このプラーナの場の存在は現代科学によっても証明されています。 このプラーナの場は、プラズマ物理学で述べられるプラズマにたとえられるので、時々プシープラズマと呼ばれます。 

それは内的には心によって、そして外的には電気、磁気、もしくは電磁場によって影響される荷電粒子の蒸気として述べられています。 

プラニックボディにおいて、プラーナはナディーを通して流れ、チャクラで保存されます。 チャクラでは渦巻きの放射構造が見られます。 

私たちはある量のプラーナを持って生まれます。そして私たちはそれを維持し、呼吸、食事、思考、活動など人生を通してそれを増やしたり減らしたりします。私たちが死ぬ時、蓄積されたプラーナは身体を離れます。 

Pranayama(プラーナーヤーマ)

プラーナーヤーマの科学は、高度に進化したヨギーによって、直感と様々なレベルでの人間の構造へのプラーナとその影響の経験的な理解を通して開発されました。 

呼吸の働きが、身体におけるバランスと心の制御を得る目的で、プラーナの場へアクセスするために使われました。 

訓練により意識のより高い段階を経験することができます。 最終的に、超越的な現実をともなう究極の結合が達成されます。

 プラーナーヤーマの媒体である呼吸は、そのシステムでは3つの段階があります。 これら3つの段階を変更し、管理することによってプラーナーヤーマの様々な訓練が行われます。 

プラーナーヤーマの訓練の初期段階において、身体におけるナディーがきれいになります。 ある教典では7万2千のナディーと6つの主なチャクラがあると言われています。 しかし、平均的な個人ではこれらの通路の多くが詰まっており、チャクラは部分的にしかエネルギーを放っていません。 

言い換えると、私たちはエネルギー、心、そして意識において十分な能力を発揮していないのです。 身体もしくは心で私たちが経験する不調は詰まりが原因であり結果でもあります。 

プラーナーヤーマの訓練で、これらのエネルギーの通路が徐々に浄化され、結果としてプラーナがそれらを通してスムーズに流れます。 

訓練のより高いレベルで、プラーナの流れが影響され、膨大なエネルギーがチャクラから放出されます。 これらの過程が活発化すると、多くの新しい経験が現れます。これらの段階では熟達した導きが必須となります。 

プラーナーヤーマは独立したヨガの訓練ではないことを覚えておきましょう。 

アシュタンガヨガのシステムでは、Yama、Niyama、Shatkarma、Asanaが先にあり、 Pratyahara、Dharana、Dhyana、そしてSamadhiが後にきます。 

粗大から微細へ、Annamaya KoshaからAnandamaya Koshaへと、調和のとれた一連の動きが大切です。 

プラーナーヤーマの目的はプラーチャーハーラを完成することと言うことができます。 

アーサナの訓練で、私たちは身体を制御するエネルギーを扱うことができる段階に到達します。 

プラーナーヤーマでは、呼吸を通して、身体における微細な力への意識を開発し、心を微細な活動が知覚できるように導きます。