ヨガを極める㊺

ヨガにおける季節の食べ物

ハタヨガの訓練者は、適度で、バランスの良い食事をすべきです。さもなければ、ヨガ訓練で、十分な効果を得ることができません。

Gheranda Samhitaでは、「適切な食事をしないで、ヨガの訓練を行う者は、多くの病気を経験し、ヨガでの進歩もない。」と述べられています。

賢者たちは、古代から食べ物に関する規則を提示しています。各季節で、異なったタイプの食べ物が勧められます。冷蔵庫がある現代社会では、季節外れの野菜や果物を食べることができます。しかし、ヨガでは、季節外れの食べ物を消費することは身体にとって有害だと考えます。

Gheranda Samhitaでは、「訓練者は小食で、調和のとれた食べ物を消費すべきだ。」と述べられています。

食べ物とドーシャ

Gheranda Samhitaでは、「ヨギー、ヨギーニにとって、冷たい、もしくは、とても熱い食べ物は、身体の体温を大きく変化させるので有益ではない。」と述べられています。

プラーナーヤーマ、もしくはダイナミックな訓練の後、すぐに冷たい水は飲むべきではありません。水は常温であるべきです。これは身体の体温を維持するために推奨されます。

Sage Gherandaは、プラーナーヤーマの訓練者は、pittaを増やす、もしくはガスを生み出す傾向のある食べ物を避けるべきだと言います。それは酸っぱい、酸性の、塩辛い、そして揚げたものを含みます。

消化器系に関連するガス、熱、そして粘液は制御すべきです。牛乳は、kaphaを生み出します。したがって、ヨギー、ヨギーニは、たくさんの牛乳を飲むべきだという考えが覆されます。

ギーは許されます。それはバターに分類されますが、バターではありません。ギーは、バターを熱することで作られます。その時、白い泡が取り除かれ、純粋なギーだけが残ります。バターの泡は、身体でpittaを増加させる酸っぱい味を隠します。

最後に、Sage Gherandaは、牛乳を飲むように言います。最初、彼は牛乳を飲むことを禁じました。次に、彼は牛乳は食べ物と一緒に取ることができると言います。したがって、胃が空っぽのときに、牛乳は飲むべきでなないと推測されます。

牛乳は、食べ物と一緒に取ることで消化され、胃の中には残りません。もし、それが夜の寝る前に取られると、それは胃に残り、牛乳の栄養素が適切に消化されません。

要約すると、食べ物は簡単に消化され、軽く、そしてエネルギーを生み出すものであるべきです。食後に、胃の重さ、もしくは身体のだるさを感じるなら、間違った食事をしていることになります。

ヨガ訓練における食べ物の重要性

純粋で、シンプルで、できるだけ自然である適切な食べ物は、ハタヨガの進歩のために不可欠です。もし、純粋な食べ物を取れば、システムが何度も生き返ります。

身体を養えば、身体があなたを養います。しかし、それに負担をかけすぎないようにしましょう。純粋な食べ物で、身体に栄養を与えましょう。ヨガは、食習慣について、そして、どのようにそれが消化器系に影響を与えるのかについて、明確な考えを持っています。

日常的に、人々はスナックを食べます。何かが食べられた時、それがほんの米粒だったとしても、それは消化されなければなりません。不幸にも、胃は食べ物の量を測ることをしません。何かが入ってくるたびに、それがスナックでも大きな肉でも、胃は同じ量の消化液を分泌します。

もし食べ物が、1日に1度か2度だけ取られたなら、消化液は1度か2度だけ流れ、消化器系は強く活力があるまま維持できます。

しかし、もしスナックが1日に20回食べられたなら、酵素の継続的な分泌が要求され、胃に負担がかかり過ぎ、消化のプラーナが枯渇します。この消化器系の間違った使い方は、後に、消化器系の疾患、もしくは他の病気の形で経験されます。

したがって、ヨガでは食べ物と食事に関して、訓練された習慣が勧められます。不規則に食べたり、胃に負担をかけすぎたりして、消化器系を誤用しないようにしましょう。

 

ヨガにおける断食

ハタヨガの技術は、身体を浄化するものです。もし、それが定期的に訓練されたなら、断食を行う必要はありません。ハタヨギーは、規則正しく食事を取り、断食の習慣はないでしょう。

それにも関わらず、断食は消化器系を刺激し、毒素を排出し、そして感覚と心を制御するのを助けるのに有益です。病気の時、それは病気と戦うために必要な抗体を生み出し、そして身体の構造を再調整するように身体を刺激します。

インドでは、多くの人が月の相と合わせて、断食の古来からの伝統に従います。まる一日か半日の断食を行う、特定の日があります。

多くの人が断食を推奨しますが、ハタヨガの訓練を何時間も行う人は、そのような方法で身体に無理強いすべきではありません。身体に痛みや極端な状態を生み出す活動は行うできではありません。

身体はより高い意識への乗り物なので、熱狂的になることなく、身体を適切に扱い、いかなる不必要な負担や痛みも避けるべきです。

それでも伝統的なヨガの訓練をしたい人にとって、時々の断食はとても有益です。

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