ヨガを極める69

ハタヨガと性格

ヨガによる強く調和した性格

ヨガは、どのように強く調和した性格を開発するのを助けるでしょうか。

ヨガは、アーサナ、プラーナーヤーマ、そして瞑想のような訓練、無私の活動のような態度、神秘や超意識のような経験、そして心の潜在力の目覚めを含む、広範囲な言葉です。

人間の苦しみの原因は緊張です。そして、すべての人が意識して、もしくは無意識に苦しんでいます。この苦しみは、緊張から自由になったときにだけ終わります。

緊張から自由になる方法は、ヨガを通した訓練です。

アーサナ、プラーナーヤーマを通して、健康が維持されます。無私の活動を通して、深く根付く印象が消耗されます。献身や自己放棄を通して、感情が安定します。心の制御を通して、心の効率が増します。自己分析と探求を通して、識別力が高まります。そして、瞑想を通して意識が拡張します。

このように、すべての性質の層が、適切に開発され、統合された性格が開発されます。これがヨガの主な仕事です。

 

ハタヨガの訓練と性格

ハタヨガの訓練は、どのように性格に影響を及ぼすでしょうか。

ある人は、ハタヨガが、単に身体を改善するものなので、その訓練は、精神的な探求者にとって必要ないと感じています。しかし、身体の科学は、これが正しくないことを示します。

ムドラー、バンダ、そしてシャットカルマと組み合わされたアーサナやプラーナーヤーマは、腺の分泌を操作することによって、人間の意識を開発します。腺がホルモンを分泌し、それらが血流に流れます。

したがって、それらが、身体の器官の開発に貢献するだけでなく、また性格に影響を与えます。そして、それらが適切に機能するように維持されることが、非常に重要です。

下垂体の開発は、甲状腺からの分泌が個人の感情的な性質に影響する一方で、思考の様々なやり方を生み出します。性ホルモンの存在、もしくは不在は、個人の身体、心、そして精神的な行為に特別な影響を与えます。したがって、ヨガは、生理的な心理学の領域に入ります。

ヨガにおける性格の進化

ハタヨガは、どのように性格の進化のために役立つでしょうか。

アーサナ、プラーナーヤーマ、集中、リラクゼーション、そして瞑想は、すべて脳と生理的なシステムの活動を調整、そして同調させます。これは、意識に、その能力を拡大するように影響します。気づきが、ヨガの訓練で開発され、人間の性質の様々な面での、より大きな調和が達成されます。

意識の拡張は、顕在的と潜在的な知覚に、同時に気づけるときに行われます。行為、感覚、欲望、そして感情が調整されるにつれて、心は進化します。他の特性が目覚め、意識の様々な面が統合され始めます。

性格のすべての領域において、意識のすべての面において、気づきのすべての状態において、完全な調和と調整への動きがあり、性質と内的存在の自由な表現へと導きます。

ヨガにおける心と活動的なエネルギー

心と活動的なエネルギーのバランスが極端に乱れると、何が起こるでしょうか。

ヨガは、交流を意味します。太陽と月の結合が、ハタヨガです。これは言葉上の意味です。太陽とは何か、月とは何か。

ヨガによると、右鼻孔が太陽で、左鼻孔が月です。それらは、交感神経系と副交感神経系に関係しています。交感神経が太陽で、副交感神経が月です。太陽が、性格の活動的な働きのシンボルである一方で、月は、心の生活のシンボルです。

2つの間のバランスが重要です。もし、心がより強力で、プラーナが弱かったなら、膨大な考え、思考があります。一方で、もし、プラーナが強く、心の働きが弱いなら、社会にあらゆる種類の災害、殺人や犯罪のようなことが起こるかもしれません。なぜなら、プラーナが極端に強いとき、訳もなく、常識をなくすくらい、すごく活動的になるからです。

人間には、2つの力、太陽の力と月の力、生命の力と心の力のバランスが必要です。これは、ハタヨガによってもたらされます。それが、ハタヨガの目的です。

ヨガにおける活動的な性格の人

ハタヨガは、活動的な性格の人に、どのように利用されるべきでしょうか。

外交的で、社会や世界と交際する人のために、生活においてエネルギーの現れを利用する、自己発見の道が、ハタヨガのプロセスになります。

ハタヨガは、単なるポーズの訓練、もしくは呼吸の技術ではなく、エネルギーを利用するプロセスであることを理解する必要があります。ヨギーもしくはヨギーニは、心の様々なタイプを扱い、自己の本当の性質の実現へ導く、高次の経験を鼓舞する、プロセス、方法、システムを理解し、アプローチしようとします。

ヨガにおける性格の調和

なぜ身体の訓練が、性格の調和のために重要なのでしょうか。

内側の性格は、身体のサポートなしに存在しません。したがって、それが内的な性格と関連しているので、身体への理解を開発するために、ヨギーは、身体のポーズのシステムを生み出しました。

現代、研究者や科学者たちは、身体と心におけるアーサナの効果を調査し、簡単な訓練が、大きな不調和を取り除くことを発見しました。身体の不調和や病気は、アーサナの訓練で管理されます。エネルギーの領域における不調和は、プラーナーヤーマの技術で調和されます。

心の領域は、ヨガの最も重要な面です。人間の心は、常に神秘なままです。ヨガを学ぶ人は、心を制御することが必要だと言います。しかし、ヨガを訓練する人は、心と友達になる必要があると言います。身体と心が調和するとき、その状態は、精神的な経験として認識されます。

ヨガにおける食べ物の影響

心と性格における食べ物の影響は何でしょうか。

様々な食べ物は、脳の様々な部分に異なった影響を生み出します。

辛いもの、酸っぱいもの、タマネギ、ニンニク、ワイン、魚、肉、マスタードオイルなどは、感情を刺激するので避けるべきです。精神的な探求者は、心を粗野にし、興奮を生み出す肉、魚、アルコールは止めるべきです。重い食べ物は、眠気とだるさをもたらします。砂糖は適度に摂取する、もしできれば止めるべきです。

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