ヨガを極める67

ヨガにおける心の調和

プラーナへの影響

心と身体の状態は、どのようにプラーナに影響するでしょう。

心が波立っているとき、身体もまた揺れ動いています。身体がどこへ行こうと、心はそれに従います。

身体と心の両方が混乱しているとき、プラーナは間違った方向で従います。それは、身体全体に安定し等しく広がる代わりに、不規則に振動するでしょう。

そして、食べ物は適切に消化されません。病気が生み出されます。もし、主な原因が取り除かれたなら、すべての病気が消えます。

 

ヨガにおける心の制御法

心を制御するためのハタヨガの方法は何でしょうか。

心を制御するために、2つのことが重要です。それらはプラーナの制御と、交際の放棄です。交際の放棄とは、世界からではなく、世界の物事への魅力から離れることです。

プラーナーヤーマは、心の速度を確認し、考えの量を減らします。それは、心からラジャスとタマスの形における不純物を取り除きます。

心の制御のために、クンバカは不可欠です。それは毎日訓練すべきです。息を吸う、吐く、止めるは、定期的にリズミカルに訓練すべきです。そうすると、心は一点に集中するでしょう。

クンバカの長さは、制御された食事を伴い、体系的な訓練によって増えます。これはハタヨガの方法です。クンバカの訓練は、グルの指導のもとでなされなければなりません。

 

ヨガにおける心の静寂

ヨガでは、心を落ち着かせるために、どのような方法が勧められるでしょうか。

パタンジャリのヨガスートラでは、ヨガは心の波立ちを制御することだと述べられています。ハタヨガは、ヨガとは交感神経系と副交感神経系のバランスを生み出すことだと言います。

あるヨギーは、プラーナを制御することによって始めます。彼らはハタヨギーです。他の人は、心から始めます。彼らはラージャヨギーです。

より高度なヨガであるラージャヨガのシステムは、心の力の直接的な制御を主張します。ラージャヨガは、心を制御すればプラーナは制御されると言います。ハタヨガは、プラーナを制御すれば心は静まると言います。両方が、イダーとピンガラーの2つの力を調和させます。

ヨガの科学は、両端から働きます。ハタヨガの訓練は、身体の健康を改善し、その影響が心へと移されます。ラージャヨガの訓練は、心を改善し、その影響が身体へと送られます。

ヨガにおけるスピリチュアルライフ

スピリチュアルライフは、なぜイダーとピンガラーの調和に依存するのでしょうか。

身体が乱されるとき、心は混乱します。そして、集中もしくは、瞑想をすることができません。身体と心が調和したときにだけ、スピリチュアルな経験が現われます。そのためにイダーとピンガラーの調和が不可欠です。

 

ヨガにおける心の調和

ハタヨガは、なぜ心の調和を生み出すシステムとして勧められるのでしょうか。

心が落ち着かないとき、プラーナは不安定になると言われます。同じように、心が波立つなら、プラーナが阻害されます。したがって、心とプラーナを制御するために、同じ事実が使われます。

強い意志力を持つ人は、心を制御することによって、プラーナを制御することができます。しかし、意志力がなく、心が弱い人は、最初にプラーナを制御すべきです。それによって、心を制御下に置くことができます。

ほとんどの人は、心を制御することが、とても難しいことを理解します。ラージャヨガの技術のいくつかを訓練しても、心の制御は、まだ不可能です。心を制御しようとすると、その結果は、頭痛や憂うつになるかもしれません。

しばしば、人々は一生懸命に集中しようとします。そして、その努力の後、多くの怒りを感じます。したがって、どのように心を扱うか、そして、どのようにプラーナを扱うかを見いださなければなりません。

心の制御とプラーナの制御は、別ではないことを覚えておかなければなりません。各自が、どちらがより簡単に制御できるかを見つけなければなりません。心とプラーナの両方が制御されたとき、クンダリーニの目覚めが始まります。

心は、微細なので制御するのが難しいです。したがって、プラーナから始めましょう。プラーナは、心よりも粗大です。プラーナは扱うことができます。しかし、心を扱うことは非常に困難です。

心は、心を扱っています。心を扱っている心は、その心を持つその人と協調しないので、私たちはそれを当てにすることができません。しかし、プラーナは違います。もし、プラーナの準備ができていなくても、それらはいつでも操作することができます。

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