ヨガを極める51

ハタヨガのニヤマ①

ハタヨガにおけるニヤマについて見ていきましょう。Hatha Yoga Pradipikaでは、10のニヤマが挙げられています。

最初は、tapahで熱することです。そして、それはまた苦行に関係しています。3つのタイプ、身体の、言葉の、そして心のtapahがあります。

昔、tapahは、何時間も片足で冷たい水の中で立っていることなどを意味しました。しかし、これは精神的な進化にとって必要ではありません。そして、実際それが自己実現へと人々を導くことはありませんでした。

それは、ただ身体に苦痛をもたらすだけです。苦行は心の強さの助けにはなるかもしれません、しかし、より簡単な方法があります。

この時代の人にとっての苦行は、意志力や心と身体の強さを試すものが含まれています。もし、通常朝7時に起きていたなら、朝4時に起きるように習慣を変えるのがtapahです。一旦それに慣れると、それはもはや苦行ではありません。

苦行は快適さや贅沢を捨てることです。一度、そのような状況に適応すれば、それはもはや苦行でなくなります。これらのプロセスが、身体と心をより純粋に、よりサトヴィックにし、精神的な成長へとつながります。

Santoshaは、いかなる状況においても、なにが起ころうとも充足の感覚を開発することを意味します。たくさん持とうが何も持たなくても、得しても損しても、十分以上であるという感覚を身につけるべきです。

この反対が、落ち着きのなさや、不安定さを生み出す不安です。多くの人が、物質的な充足により満足します。しかし、しばらくすると不満足が出てきます。欲望は、決して満たすことができないと理解するとき、それは精神における充足を求める時です。これが、santoshaを感じる唯一の道です。

Astikyamを信じることは、信仰と同じです。ある人は神と呼びます。もちろん神は天国で王座に座っているのではありません。

生命と創造は、とても体系的で科学的です。この宇宙の力が、神、自然、もしくは最高の意識と呼ばれるのかもしれません。しかし、確かに、より高次の力が存在し、すべての低次の存在を制御しています。

ある人は、その存在と働きを経験することができます。そして、そのような状態に意識を拡大することが誰にでもできます。私たちができるのは、信仰を維持することだけです。そして、ある時その経験がやってきます。

不可知論者でさえ、何かを信じています。彼は、おそらく宗教に同意しないでしょう。しかし、彼は自分自身の心と身体より偉大な力を信じないと言うことができません。彼は、科学と自然の事実を否定することはできません。そして、彼は神の存在を否定しようとするけれど、彼の非存在、もしくは彼自身の存在を証明するための事実を探すでしょう。したがって、彼はまた高次の経験を探求しています。

私たちは皆、最も高い観点において小さな子供のようなものです。子供が母親を信頼するのと同じように、私たちは、また高次の力への絶対的な信頼を持つべきです。宇宙の力は、私たちに何も説明しません。もし信仰を持っているなら、それだけで指導と保護をもたらすのに十分です。

Daanamは、貧しい人や恵まれていない人に、物や経済的な援助を提供することを意味するだけでなく、求められる方法で他人を助けたり奉仕したりすることを意味します。

本当の慈善であるために、私たちは利己的でない、分かち合う態度を持たなければなりません。しかし、自分の資産を使いつくさない程度に行います。

慈善は、自然で抑制されないものであるべきです。与えることは習慣にならなければなりません。与える喜びが経験されなければなりません。もし、与えたなら世界全体の富があなたのものになります。お金がやってきます。これは不変の、動かしえない、断固とした自然の法則です。

ある人は慈善を行い、自分の名前が新聞にのらないかを心配します。これは慈善のタマシックなかたちです。私たちは、正しい心で与えなければなりません。そして、慈善行為を通して、究極の現実を実現します。

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