ヨガ完成への道
ヨガを完成するためには、ヨガにおけるすべての段階を十分に習得すべきです。低い段階を完全に習得する前に、より高い段階へ進んではいけません。
インターネットなどで様々な情報を得ることができるので、ヨガの基礎ができていないにも関わらず、安易に上級レベルの技術を試す人がいます。この方法ではいつまでたってもヨガを完成することも、ヨガを極めることもできません。
連続する段階を徐々に登っていきましょう。これがヨガを完成する正しい王道です。グルと経典の教えへの揺るぎない信頼を持たない訓練者はヨガで成功することはできません。
ヨガの訓練と季節
Gheranda Samhitaでは、ヨガの訓練は冬、夏、そして雨季ではなく、春と秋に始めるべきだと述べられています。春と秋の間に訓練を始めることが正しく、それらの季節にヨガの訓練が行われると、成功し、病気から解放されるでしょう。
しかし、それはその場所の気候と個人の強さによります。一般的に涼しい時間帯がもっともよく、暑い場所では日中にヨガの訓練を行うべきではありません。
早朝がヨガの訓練には適しています。気温が高い場所に住む人は夏に訓練をすることは避けるべきです。もし涼しい場所に住んでいるなら、日中に訓練をすることができます。結局、ヨガの訓練は快適な環境で行うということを覚えておけば良いでしょう。
ヨガの正しい実践
もしヨガの技術が適切にそして体系的に実践されたなら、プラーナの力を活発にし、結果として身体の不調や不全を解消するでしょう。しかし、もし訓練が適切でなく非体系的になされたなら、身体の不調がより大きくなるでしょう。
現代行われているヨガではこの適切に、そして体系的にヨガを実践するという部分が欠けているようです。適切にというのは、例えば個人のレベルに合わせて行うということがあります。ヨガにはレベルごとに様々な技術があります。いくら素晴らしい技術でも、それが自分のレベルに合わなければ、有益どころか有害なものになります。
体系的にというのは、例えば、現代の多くのヨガ実践者やヨガインストラクターは身体のことしか考えていないようです。それではヨガの素晴らしい力を獲得することはできません。ヨガでは身体だけでなく、プラーナ、心、精神と言ったより微細なレベルをが非常に重要です。それらを統合的に理解し実践することが大切です。
ハタヨガプラディピカでは、「プラーナーヤーマなどの適切な訓練によって、すべての病気が排除される。不適切な訓練を通してすべての病気が起こる。」と述べられています。もし訓練が不定期で不適切なら、それはとても有害になり、まったく訓練しないほうが良いくらいです。
訓練者は、1つの簡単なルールを守らなかったとしても、病気につながるかもしれません。例えばアーサナ、プラーナーヤーマ、ムドラー、もしくはバンダなどヨガの訓練は必ず空腹時に行います。もし食後に行うと間違いなく消化器系に害を及ぼします。ルールとハタヨガの訓練が行われるその順序について注意深くなければなりません。
ハタヨガは身体、心、そして精神の科学です。それは注意深く慎重に実践しなければなりません。書物からの情報だけでそれを試したり、学んだりすることは危険です。ヨガに関する十分な知識を持ち、生徒の個人の必要性をしっかりと理解している先生から学びましょう。
ハタヨガを完成する方法
訓練者は徐々に進んでいく必要があります。ヨガの基礎を知らない人がクンダリーニを目覚めさせようとすると問題が起こります。そのような方法は残念な結果を導きます。最初に必要なことは、ヨガの道に進む前に、個人の基本的な身体、心、そして精神の相互作用を理解することです。
聖者Gherandaはヨガは継続的に訓練すべきだと言っています。継続的な訓練に、熱心に取り組むことで、自己実現が徐々に達成されます。私たちは身体、心、知性、精神、そして身体と心の内的な活動に精通する必要があります。自己実現のためには理解と経験が必要です。
すべてを正しく学び理解するために、ヨガの訓練者は一番最初の基礎から徐々に進んでいかなければなりません。欲望をただ刺激するためではなく、生活への実践と個人の能力の理解を持ってヨガの訓練を始めるべきです。
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