ヨガにおける集中の重要性
ハタヨガでは、集中はどのように重要なのでしょうか。
プラーナーヤーマ、アーサナ、ムドラーであろうと、すべてのヨガの訓練で、集中は重要です。それは、ヨガのあらゆる形態において、完成のための根本的な要素です。
かつて弟子が、彼のグルに最も偉大な智慧を書くように頼みました。そして、グルは、”気づき”と書きました。さらに、弟子は、もし何かを加えるとしたらと尋ねました。そして、グルは”気づき、気づき”と書きました。弟子はまだ理解しておらず、より深い説明があるかどうか尋ねました。そして、グルは”気づき、気づき、気づき”と3回書きました。弟子は完全に困惑し、再び、それは何を意味しているのか質問しました。グルは、”気づきは、気づきを意味する。”と言いました。
アーサナであろうと、プラーナーヤーマであろうと、すべてのヨガの訓練で、気づき、もしくは意識的であることは非常に重要です。気づきは、ヨガにおける最も重要な実践の1つです。
Hatha Yoga Pradipikaでは、「すべてのプラーナーヤーマの方法は、集中した心でなされる。賢者は、心を好き勝手にさせるべきではない。」と述べています。
あらゆる状況で、プラーナーヤーマの訓練をしている間だけでなく、注意を払い、経験、行為、そして、考えに気づいていなければなりません。意識の開発は、ディヤーナとサマーディのより深い状態における一定の気づきにつながります。
<Point1>
集中の訓練により、心の散乱が抑えられ、日常的に意識的に生活することができるようになります。そして、気づきのある生活ができるようになります。結果として、心は安定し、外部環境に惑わされることなく、本当の自分として生きることができます。
瞑想と食事
サトヴィックな食事は、どのように瞑想の役に立つでしょうか。
瞑想は、心がサットヴァ・グナでいっぱいの時にだけ可能です。心と食事には密接な関係があります。サトヴィックで、軽く、栄養のあるものを食べなければなりません。
胃に、負担がかからないようにすべきです。重い食事は有害です。瞑想する人は、夕食を軽めにしましょう。瞑想での成功のために、食事はとても大切な要素の1つです。
メディテーションアーサナとプラーナ
メディテーションアーサナは、どのようにプラーナの流れに影響するのでしょうか。
心の領域へアクセスするために、プラーナの流れを導く、瞑想のためのアーサナが使われます。それは、sukhasana、padmasana、ardha padmasana、swastikasana、siddhasana、siddha yoni asana、veerasana、そして、vajrasanaの８つだけです。
瞑想の姿勢に熟達すると、身体のエネルギーが、ナディーを通して流れ始めます。プラーナの流れが、特別な神経、もしくはナディスを通して流れるように、脚は一定の方向へ、手は確かなムドラーで置かれます。身体の様々な部分と接触することによって、このプラーナの流れは、放出されることなく、身体へと戻されます。
エネルギーの流出は、他の部分より、身体の先端ではるかに多く行われます。したがって、手が膝の上に置かれるとき、エネルギーが循環されます。Padmasanaもしくはsiddhasanaで座るとき、エネルギー回路が生み出され、プラーナは、姿勢に従って流れ始めます。
このようにアーサナは、心の気づきを深めるため、そして、プラーナの流れを導くことによって、心の静穏を達成するために使われます。したがって、これらのアーサナは、瞑想、もしくは内観のためだけのものです。ヨガ、もしくは瞑想での成功のためには、メディテーションアーサナに熟達することが肝要です。
8つの瞑想のアーサナは、身体を安定させ、プラーナを調和させます。そして、心は静まり、調和します。
<Point1>
メディテーションアーサナは、一般的なアーサナと違い、瞑想のためにデザインされたものです。それらの中でもpadmasanaとsiddhasanaもしくはsiddha yoni asanaが最も優れたものと考えられています。自分の身体の状態に合わせて、最も適したメディ―テーションアーサナから始めましょう。
長時間の瞑想での姿勢
数時間の瞑想の間、座る姿勢を変えることはできるのでしょうか。
４から5時間の瞑想をする人は、最初に、2つのアーサナ、padmasanaとvajrasana、もしくはsiddhasanaとvajrasanaを使うことができます。
時々血液が、脚、もしくは太ももで蓄積します。2時間後、padmasana、もしくはsiddhasanaからvajrasanaへ変えます。もしくは、脚を十分に伸ばします。
アーサナは心的なものです。もし心がさまようなら、安定した身体、もしくは安定した姿勢を保つことができません。心が安定し、高次意識に固定されるとき、身体の安定性は自動的に達成されます。
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