心の性質
心とエネルギー
心のエネルギーは、身体を越えて広がっているのでしょうか。
心には、オーラがあります。オーラは、心から発出する光輝です。心を開発した人のオーラは、まばゆいばかりに光り輝きます。それは遠くまで到達し、多くの人に良い影響を与えます。
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ヨガの訓練を続けていくと、身体だけでなく、より微細なプラーナ、そして心の部分が変わっていきます。それらは、ヨガにより、より純粋により洗練されていきます。結果として、それが輝きをもたらします。微細なレベルからの光輝を身にまとった人は、特に何をすることなく、周りの人によい影響を与えます。
プラーナと心
プラーナと心には、どのような関係があるのでしょう。プラーナは、心のためのオーバーのようなものです。
呼吸を制御する訓練によって、微細なプラーナが制御されます。プラーナの制御は、心の制御を意味します。心は、プラーナの助けなしに働くことができません。
プラーナの振動は、心に考えを生み出します。プラーナは、心を動かします。プラーナは、心に動きを与えます。プラーナは、心と密接に関係しています。プラーナがあるところには、心があります。
呼吸を制御することができれば、プラーナを簡単に制御することができます。呼吸によって、プラーナを制御するプロセスがプラーナーヤーマです。
プラーナと心では、どちらが上位になるのでしょう。ハタヨガのある訓練者は、プラーナが心より上位にくると考えます。彼らは、眠っている間の心が不在の時に、プラーナは存在すると言います。したがって、プラーナは心より重要な役割をします。
例え話として、すべての感覚、心、そしてプラーナがその優位性において互いに戦ったとき、プラーナが最も高いものとしてみなされます。
考えが維持され、生み出されるのは、プラーナの振動を通してです。私たちは、プラーナの助けを通して、見て、聞いて、話して、感じて、考えて、知ります。
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ヨガにおいて最も重視されるのは心です。しかし、ハタヨガでは、心が最も重要である点は同じですが、実践面を含めると、プラーナを最も重視します。したがって、ハタヨガの実技で、最も重要なのはプラーナーヤーマです。そして、シャットカルマやアーサナは、あくまでも、そのための準備になります。
心とエネルギーシステム
ハタヨガにおいて、心はエネルギーシステムとしてみなされるのでしょうか。
人間においてエネルギーは、2つの主な領域で働きます。エネルギーの1つの領域は心です。したがって、考えは心理的な出来事ではありません。経験は、心理的なものではありません。感情は、心理的な出来事ではありません。考え、感情、記憶、感じ、愛、嫌悪、共感、そして情熱、これらすべての心理的な活動は、エネルギーの項目です。
もう1つのエネルギーの領域がプラーナです。これらが、ヨガ科学がすべての心と生命の働きを制御すると認める2つのエネルギーの領域です。
ヨガでは、これら2つ以外に、ほんの少しの人を除いて、人間の現在の状態では眠っているエネルギーの第3の領域を認めます。この第3の領域は、精神的なエネルギーで、それは人間の高次の機能すべてを制御します。
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ヨガでは、私たち人間の存在に大きな影響を及ぼす2つのエネルギーを考えます。それは、心のエネルギーと、生命エネルギーとしてのプラーナです。ハタヨガでは、様々な技術を通して、これら2つのエネルギーを調和させます。その結果として、第3のエネルギーが働き始めます。
心とは何か
ハタヨガでは、心を何だと考えるでしょう。
心はエネルギーです。それは感情、怒り、情熱、もしくは貪欲ではありません。心とプラーナと呼ばれるエネルギーは、イダーとピンガラーとも呼ばれ、それらの調和がハタヨガの主題です。
生命の力と心の力は、人間のすべての構成物、そして細胞を含む身体全体に行き渡っています。プラーナが無ければ、命はありません。意識が無ければ、自覚はありません。
意識とプラーナは、身体の中で動いています。しかし、通常それらは分かれています。それらが脊髄の頂点で結合し、完全に調和した時、心は分裂の状態を経験し、エネルギーが噴出します。知識の爆発があり、すべてが光り輝くように見えます。
心は単なる習慣のかたまり、もしくは印象の集積ではありません。それは、その奥深くに無限の力を保持するものではありません。それは意識、カルマ、感情、考え、そして、すべての行動や反応の全体です。ヨガの訓練を通して、心が管理されたなら、奴隷ではなく支配者のように自分自身を扱うことができます。
何をすべきかを教えてくれるのが、自分の心です。時々それは、自分の望みとは逆の行為を強いることさえあります。心は、私たちが進化し続けるために、馴らされなければならない、すべての人間における偉大な力です。したがって、それは抑圧されたり、無視されたり、もしくは非難されるべきではありません。
ハタヨガでは、プラーナを最初に征服するのがより簡単だと考えます。その後に心です。したがって、ハタヨギーは、心を征服する道具として、プラーナを調和させるアーサナ、プラーナーヤーマ、ムドラー、そしてバンダを結び付けました。
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ハタヨガでは、心を制御しようとしません。ハタヨガでは、プラーナを制御しようとします。なぜなら、多くの人にとって、その方がはるかに簡単だからです。
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